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一度きりの大泉の話 by萩尾望都 [読んだ本の記録]

萩尾望都といえば小学生の時に読んだ「ポーの一族」だった私に、
令和の今「イグアナの娘」というブームがやってきた。
母子関係なんだよね。母娘と書いた方が良いだろうか。
イグアナがチャーミングだ。
そしてラストが素晴らしい。さすがモー様!ストーリーとして素晴らしい。
葬式の場面でうとうとするところや父親の台詞のリアリティ
私は、母が娘の自分と似ている点を嫌っているように受けとったのだけれど、
まあ それぞれの受け方があるだろう。
悪い魔法使いに動物に変えられてしまった王子の童話は昔からあるけれど
ここで イグアナなのだ。

さて ブームに乗って今回読んだ本は「一度きりの大泉の話」
大泉も下井草も私鉄西武線沿線の地名で、私には馴染みがある名前だけれど
本のタイトルとして どうなの?とまず思った。
まあファンの皆様は気になさらないことと思うが

女性の漫画家さんたちが交流を持っていたことは初めて知ったことだった。
その時代のことをトキワ荘の女性版としてドラマ化したいと思っている人がいるということ
それは竹宮さんが自伝を書いたところから始まっていること
萩尾さんのこの本を見ると、竹宮さんの方が一段上にいるような感じだが、同い年であること
音楽にもあるが、似ていると真似をされたのではないかと思ってしまうこと
私としては、山岸涼子さんの「アラベスク」をいうバレエ漫画を懐かしく思ったこと
大島弓子さんの猫耳を懐かしく思い出したこと

萩尾望都さんが上手く返答できないのでこの本を書いたということ
発行元が河出書房新社であること
2021年の本であること

萩尾望都さんには妹がいるということ(イグアナの娘に繋がる)
この本が書かれたことは大変意味のあることだと思いました。

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