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ウクライナにいたら戦争になった 松岡圭祐 [読んだ本の記録]

ウクライナにいたら戦争になった 松岡圭祐
2022年8月
フィクションだということだけれど 取材をしているような内容になっている。
高校生の娘が主人公。妹は中学生。
しかもコロナも福島の原発の事故も、盛りだくさんな人生だ。
戦争が始まったので帰国しようとしたが、妹の方がコロナ陽性になってしまい、
家に戻る。1週間の隔離期間が終わって、妹は勝手に外にでてしまう。
主人公である姉は、その気持ちもわかると書いているが、どうにも妹というのは
しょうがない存在だ。
二人は逃げまどうが、はぐれてしまっても、また会うことができた。
(どうなるのだろう、妹はしんでしまうのではないかと心配して私は読み進める)
親切なウクライナ人が 姉を匿ってクローゼットに隠してくれた。
その一家も敵に殺されてしまう。
何人もの体験から書いているので 隣にいた人がしんでいるのに 主人公は助かっている。
主人公は 兵士に見つからずに逃げることができている。
まあ 主人公がしんでしまうとお話を語る人がいなくなるから・・・
残虐な描写は 作者のいつもの作品で見慣れているくらいだが
流石に今回は違う。これでは子供に読ませられないか。
まあ 実際に起こったことである。

この家族はどうなるのか この主人公で続編を読みたい気がする。

取材をしたということで 盛りだくさんだ。
逃げ惑い現地のクラスメートに会ったあと 防空壕に入るように言われ
防空壕に入るなど 余計な展開かと思ったが
これもこの戦争の記録となると作者も思ったのだろう。
それも 松岡さんが書いている記録というのは 本当に意味があると思った。
現地の日本人が 助かったことは本当によかったことだけれど、
紙一重というか 危ないことだったのだと思う。





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